パレスチナ/イスラエルに関連する注目の書籍

『占領と民衆』パレスチナ

土井敏邦

イスラエルによる占領政策は、暴力を後ろ盾にしつつ巧妙な精緻さでパレスチナ人の生活を徹底的に破壊することを目指すシステムである。本書は、知られることの少ない占領政策の具体事例を多数紹介し、「支配し抑圧する側」と「支配され抑圧される側」の平和共存の不可能性を描くことで、パレスチナ人とイスラエル人の対話こそが両者の平和共存を可能にするという考え方を批判的に検証し、イスラエルによる占領政策が平和共存への道を閉ざしている現実を浮き彫りにする。

1988年5月 晩聲社