パレスチナ/イスラエルに関連する注目の書籍

『迷える者へのガイド』

ギルアド・アツモン/Gilad Atzmon

茂木健 訳

2012年、イスラエル消滅?! 2052年、横暴な政策などによってイスラエル共和国が自壊して40年。住民の大多数は海外へと去り、イスラエルの文化を後世に残すために『ユダヤ民族記録協会』が設立された。その協会がギュンター・ウォンカー教授に執筆を依頼した自伝が『迷える者へのガイド』と銘打たれた本書。ギュンター・ウォンカーはイスラエル生まれだが、軍隊時代の経験から激しいアンチ・シオニストとなった。彼はヨーロッパの、とくにドイツの女性を愛し、じきにイスラエルを離れ、富と名声、そして性欲の充足を求めてドイツへ向かう。ほどなくギュンターは有名な哲学者となり、あらゆる心的事象を窃視者の視点から捉え直す学問“窃視学”の創始者となるのだった。イスラエル出身のユダヤ人で反シオニズムを公言するミュージシャンによる哲学、エロ、政治、スラップスティック小説!

2004年11月 東京創元社

参考サイト真のディアスポラ文学?!(パレスチナ情報センター)