パレスチナ/イスラエルに関連する注目の書籍

『ディアスポラの力』ユダヤ文化の今日性をめぐる試論

ジョナサン・ボヤーリン、ダニエル・ボヤーリン/Jonathan Boyarin, Daniel Boyarin

赤尾光春、早尾貴紀 訳

「ユダヤ国家」に抗うユダヤ人。反シオニストの敬虔なユダヤ人が、ユダヤ教を大事にするがゆえに、その深いユダヤ教の洞察からシオニズムを批判する。ユダヤ人2000年来の流浪の歴史が生んだディアスポラ概念が現在、様々な理由で根を絶たれた人々の思想的支えになっている。その歴史的検証と、さらなる転用可能性を探る。領土国家に代わる別の地盤を提供し、アイデンティティと政治組織を論争的なかたちで結合する「ディアスポラ主義」の高らかな宣言。2論考を加えた日本オリジナル版。ディアスポラ/シオニズムについてより深く考えるための貴重な専門書。

2008年6月 平凡社

参考サイト反シオニストのユダヤ人思想家ボヤーリン兄弟の『ディアスポラの力』、日本語訳刊行(早尾貴紀)