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ガザにおける超法規的処刑停止の要請

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京都の岡真理です。

日本でも報道されましたが、ガザで、イスラエルの内通者の処刑が行われました。イスラエル軍が、ハマースなどレジスタンスの指導者を暗殺できるのは、彼らの所在が密告者を通して伝えられているためです。これらの対イスラエル協力者の処刑が行われたことに対し、ラジ・スラーニ氏が代表を務めるパレスチナ人権センターが、超法規的処刑の停止を求める緊急要請を発表していますので、これを以下にご紹介いたします。

「このような超法規的処刑は、我々すべてにとって有害である」というスラーニ氏の一文には、我々は、平和とジャスティスと自由を求めている、だからこそ、違法な超法規的暗殺を当然のことのように行う傲岸な敵の似姿になってはいけない、謙遜の友でいなければならないのだという思想を感じます。映画「壊された5つのカメラ」が描くビルイン村の人々の、非暴力の反占領闘争の根底にも、同じ思想が流れていると思います。

ガザにおける超法規的処刑停止の要請

パレスチナ人権センター
2014年8月22日

パレスチナ人権センター(PCHR)は、47日目を迎えたイスラエルによる攻撃のあいだにガザ地区で実行された超法規的処刑に関する複数の報告を、憂慮をもって調べている。これらの処刑は、イスラエル占領軍との協力を疑われた者を対象にしている。

もっとも直近の処刑は、2014年8月22日金曜日、現地時間午前9時ごろに実行され、女性2人を含む、少なくとも9名がガザ市西部のアル=カティバ広場で銃殺隊によって執行された。処刑は厳戒態勢のもとで実行されたため、これらの人物の身元についてPCHRは依然、不明。

PCHRは、パレスチナ自治政府およびレジスタンスの諸グループに対し、このような超法規的処刑は、その理由や動機が何であれ止めさせるために介入するよう要請する。

今朝、PCHRの代表である弁護士のラジ・スラーニーは、パレスチナ人の指導者たち多数に緊急書簡を送り、このような超法規的処刑は我々すべてにとって有害であるとして、それらを止めさせるために即時かつ断固として介入するよう求めた。我々は、現在進行する攻撃の状況と、イスラエル軍が超法規的暗殺を実行するために協力者を雇い利用していることの直接的影響を認識しているが、我々は、法の支配と人権の尊重を支持しなければならない。

[翻訳:岡 真理]

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