2006.07.20

ナブルスでも情勢悪化/記者らも次々と負傷
Posted by:情報センター・スタッフ
ここのところ、イスラエルの対レバノン戦争の激しさで、ガザ侵攻でさえもマスコミから遠ざかってしまっているが、侵攻作戦が終わっていないのはもちろんのこと、世界の目がレバノンに向けられてしまっているなかで、西岸地区でのイスラエル軍の軍事行動もひどくなっている。あたかも煙幕に隠れて占領強化をしているかのようだ。
7月19日は、西岸地区北部の主要都市ナブルス市内で、自治政府関係の建物がイスラエル軍によって激しく攻撃され、4人の職員が殺害され、約30人が負傷した。その際、アルジャジーラのテレビ・レポーターも銃撃を受け負傷した。
さらに別の自治政府関係の建物への破壊活動も軍によって行なわれ、この現場では、アメリカに拠点を置くアル・フーラというテレビ局のレポーターが銃撃を受け負傷し病院に運ばれた。
その後もイスラエル軍はナブルス市内中心部で侵攻・破壊を継続し、ナブルス旧市街ではいくつかの建物に侵入・占拠。そこから周辺住宅へ銃を乱射するなどした。侵入を受けた建物の一つが、パレスチナからニュース発信をしている WAFA の支局で、WAFAの記者もこのイスラエル軍侵入の際に負傷している。
一日で3人のジャーナリストが攻撃を受け負傷したことになる。
なおWAFAについては、同日、ラーマッラーの事務所もイスラエル軍によって襲撃を受け、事務所内を荒らされている。
上記のナブルスで相次いだジャーナリストらへの攻撃と合わせて考えると、イスラエル軍が、ジャーナリストらへの嫌がらせを意図的に強めていることと、同時に、そうした横暴が許されてしまうというのは、レバノンの注目がそらされているために、国際社会の監視の目が弱くなっていることを示しているように思われる。
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