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2006.07.27

レバンノン空爆・侵攻の影で――ガザ・西岸地区で大量殺戮・日常的暴行が続く

Posted by:情報センター・スタッフ

 世界の報道がレバノン戦争に集中し、ガザ地区や西岸地区で継続されているイスラエル軍の破壊活動がすっかり日本では報じられなくなってしまった。だが、相変わらず占領も大規模な武力行使も、日常的な兵士の暴行・嫌がらせも続いている。 IMEMCWAFA のニュースを見ていると、具合が悪くなるような出来事が次々と起こっている。

 ガザ地区北部では、昨日26日に大規模な軍事作戦が行なわれ、一日だけで少なくとも25人のパレスチナ人が殺され、70人を超える負傷者が病院へ搬送され、少なからずがかなりの重傷を負っている。イスラエル側は、それが「武装勢力との戦闘」であったと主張しているが、殺されたパレスチナ人のうち、武装した活動家はおよそ半数。残り半数は民間人であったということになる。しかもそのなかには、またしても3人の幼い子ども(うち二人は兄弟で、母親も殺されている)と、さらに1人の障がい者も含まれている。つねに弱者にしわ寄せが行く。そして、重傷者らの多くが、その先の人生で後遺症を引きずっていく。

 その他にもIMEMCのニュースを見ると、同じ日に、西岸地区のチェックポイントで、たくさんの暴力があったことを報じている。クルアーン(コーラン)を読んでいただけでイスラエル兵から暴行を受けた者もいれば、70代の老人にまで暴行が加えられている。しかもそれ見かねた若者が老人を助けようとしただけで、腕を折られた上に逮捕・拘束されたという出来事まであった。
 カルキリヤ近くの村では家屋破壊があり、その際に一人が頭を撃たれて重傷となっているし、カルキリヤ近くのチェックポイントでは、60歳の男性が病院へ行くのを阻止され、その場で死亡した、などといった情報もWAFAには出ている。

 一方で大規模なレバノン侵攻をしながら、ガザ・西岸でここまで兵力を割くことのできるイスラエルの軍事力の大きさには改めて驚かされる。だが、レバノンでの「戦闘」にばかり目を奪われていると、西岸・ガザでの事態の印象が薄れてしまう。そのことが怖い。

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