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2006.08.09

イスラエルと断交を!――チャベスの信念

Posted by:情報センター・スタッフ

 今日、こういうニュースが入ってきた。

ベネズエラ、イスラエルと外交関係断絶も=大統領

[カラカス 8日 ロイター]
 ベネズエラのチャベス大統領は8日、イスラエルによるレバノン攻撃に抗議し、イスラエルとの関係を断絶する可能性が高いと述べた。
 大統領は先週、駐イスラエル大使の召喚を指示したと発表。これを受け、イスラエルは駐ベネズエラ大使を召喚した。
 大統領は演説で「次の段階は(イスラエルとの)外交関係断絶となろう。あのような国家との外交関係やビジネスを持続させることには一切関心がない」と言明した。
(ロイター) - 8月9日13時56分更新

 素晴らしい。いま真に必要な外交姿勢とは、イスラエルにこそ経済制裁を加えること、イスラエルをこそ武装解除させること(とまではいかないにせよ、ABC兵器やその他の国際法に反する武器の査察)、さまざまな次元でイスラエル製品・企業ボイコットをすることではないだろうか。そうした国際圧力でもないかぎり、イスラエルは変わらない。
 なぜにイランやシリアに対してのみ「制裁」が叫ばれるのか。この差異は、単純化すれば親米か否か、アメリカ追従をするか否か、それだけだ。いまや、アメリカが「世界」だと言わんばかりだ。

 だが、いまそのアメリカに対して、「ノー」を毅然として突きつけているのが、ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領だ。キューバなどと異なり、石油収益がバックにあることが、彼の行動に大胆さと実行力を伴わせているという事情はあるにせよ、そして国内的には強権政治への批判はあるにせよ、提起しているアメリカ支配路線への批判は、理念的には断固として正しい。
 今回のイスラエルとの断交予告もまた、彼の一貫した政治信念の反映であるように思われる。日本や各国にも見習ってほしいものだ。

 なお、最近、 『チャベス――ラテンアメリカは世界を変える!』(伊高浩昭訳、作品社、2006年) が刊行されている。チャベス大統領に、ゲバラの娘アレイダがインタヴューをしたものだ。この機会にぜひ一読を。

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