2008.10.09

入植・占領政策を批判するユダヤ人教授、暗殺未遂
Posted by:情報センター・スタッフ
イスラエル各紙の報道によると、9月24日の深夜(から25日にかけて)、イスラエル・ヘブライ大学の教授、ゼエヴ・シュテルンヘル氏が、ユダヤ人極右活動家と思われる犯人によって、暗殺未遂に遭った。パイプ式爆弾による攻撃で、シュテルンヘル氏は片足を負傷したが、命に別状はない。
シュテルンヘル氏は、ヘブライ大学で現代政治史を研究するかたわら、和平団体ピースナウのメンバーとしても活動してきた。とくに、ヨルダン川西岸地区内部でのユダヤ人入植者の暴力やイスラエル軍兵士の暴力などを批判する発言を、メディア上でたびたび繰り返してきた。
そのため、以前からユダヤ人極右グループから脅迫電話や脅迫状は以前から受けていたところであった。ただし、今回の爆弾による暗殺未遂の容疑者は特定されていないため、これまでの脅迫と関係があるかは不明。
今回は、シュテルンヘル氏の自宅(エルサレム)周辺で、「ピースナウ活動家を暗殺した者には100万シェケルの報酬を払う」というビラが複数発見されている。実行犯がこのビラに触発された可能性が高いとみられている。
このところ、Hot Topicsでも、 「西岸入植地建設、飛躍的な加速!」 や、 「西岸地区のユダヤ人入植者の横暴」 などの記事で伝えてきたとおり、入植活動も強化され、右派ユダヤ人の暴力事件も活発化している。それに対する批判も、イスラエルの和平派(反シオニストではないけれども、西岸での過度な暴力には批判的な人びと)からなされていた。シュテルンヘル氏はその批判の代表格であり、また海外でも比較的知名度の高い知識人であったため、標的にされたと推測される。
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