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2009.02.08

ガザ専門家サラ・ロイ氏、来日講演集会3月2〜7日(情報更新)

Posted by:早尾 貴紀

 イスラエルによるパレスチナ占領の問題、とりわけガザ地区支配について長年専門的に研究を重ねてこられたサラ・ロイ(Sara Roy)さん(ハーバード大学中東研究所上級研究員)が来日し、研究会や市民集会が開催されます(3月2〜7日/東京・京都)。イスラエルのガザ占領・攻撃について、最も話を聞くべき重要な人物の来日で、ひじょうに貴重な機会です。

 ロイさんは、占領地ガザ地区についての研究者であるだけでなく、ホロコースト生き残りのユダヤ人を両親にもつという背景もあり、その出自・アイデンティティと、ユダヤ人国家イスラエルの占領体制との関係についても、考察を深めてこられました。
 今回、 東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP) の招聘によって来日が決まりました。他の団体とも連携・共催し、いくつかの企画が開催されます。企画全体のコーディネートはUTCP研究員の早尾貴紀(パレスチナ情報センター/ミーダーン)が担当します。

【企画:2009年3月2日〜7日】

1、UTCP講演会(一般公開/使用言語:英語/通訳なし)
「Learning from the Holocaust and the Palestinian-Israeli Conflict」
日時:3月2日(月)17:00〜19:00
場所: 東京大学駒場キャンパス18号館 コラボレーションルーム1
内容:
・「ホロコースト生存者二世」のユダヤ人としてのアイデンティティ
・イスラエル国家に対するアンビヴァレントな感情と、パレスチナのガザ地区専門家としての研究動機との関係
・ハマスとガザの現状と、今後のパレスチナ和平の展望の概略
主催:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)

2、イスラーム地域研講演会(研究者対象/使用言語:英語/通訳なし)
「パレスチナ研究におけるガザの位置づけ」
日時:3月3日(火)15:00〜17:00
場所: 早稲田大学イスラーム地域研究中心拠点会議室
共催:イスラーム地域研究東京大学拠点グループ「中東政治の構造変動」パレスチナ研究班共催企画

3、UTCP対談企画(一般公開/日本語通訳あり)
「『新しい普遍性』を求めて−−ポストホロコースト世代とポストコロニアル世代の対話」
サラ・ロイ氏×徐京植氏(通訳:岡田泰平氏)
日時:3月4日(水)14:00〜17:00
場所: 東京大学駒場キャンパス アドミニストレーション棟 学際交流ホール
内容:ホロコースト後を生き延びる/パレスチナに向き合う/エドワード・サイードを読む/奪われた母語を考える(イディッシュ語と朝鮮語)、など
主催:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)

4、京都大学大学院 人間・環境学研究科講演会(一般公開/日本語通訳あり)
「<ガザ>以前、そして、<ガザ>以後――イスラエル/パレスチナの新たな現実を検証する」
日時:3月5日(木)18:30〜21:00
場所: 京都大学大学院 人間・環境学研究科 地下講義室
共催:京都大学大学院 人間・環境学研究科

5、ミーダーン市民集会(一般公開/日本語通訳あり)
「ガザが語る、パレスチナの将来−−イスラエルによる占領体制を読み解く」
日時:3月7日(土)15:30〜20:00
 講演:サラ・ロイ氏講演、15:30〜
 対談:サラ・ロイ+小田切拓(ジャーナリスト)、18:00〜
場所: 東京麻布台セミナーハウス大会議室
共催: ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉
参加費:1000円


参考
翻訳:サラ・ロイ「イスラエルのガザでの「勝利」には法外な対価がつく」 (Hot Topics)
ガザ空爆は政策的虐殺/サラ・ロイ『Failing Peace』と来日情報 (早尾貴紀:本のことなど)

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