2003年10月15日
パレスチナ・ガザ地区のラファが、イスラエル軍の攻撃を受け続けています。イスラエル軍の攻撃を止めるために ISM(国際連帯運動)より出された呼びかけと、メール・Faxによる抗議方法、また現地の情報などを紹介します。
抗議の声を挙げてください。
ISM(国際連帯運動)より 2003年10月15日6:08AM
ラファの多くの地域では、電気と電話線が切断されている。市の下水道管やインフラストラクチャーが破壊され、ラファ市の市長が(大幅に破壊された地域)を災害地帯と宣言するに至った。このアピール文を書いている最中に、10人のパレスチナ人が殺され、その中には、3人の子どもと救急車の運転手が1人が含まれている。イスラエル軍によって背中を撃たれた1人の子どもを含む多くの負傷者が集中治療室に運ばれている。ラファの住民が行くことができるある病院では、ベット数が足りなくなっており、負傷者が床に寝ることを余儀なくされている。また、医療品のストックが深刻に不足している。ラファの街を出入りすることができる唯一のルートは、ほぼ一週間にわたって、閉じられているために、食料や水や基本的な生活用品がなくなりかけている。
1200人以上のパレスチナ人が家を失い、またその数が増加していることが国連によって報告されている。この数には、イスラエル軍によって、家の一部を破壊された家族は含まれていない。アメリカ人のローラ・ゴードンが、ラファに滞在しており、現場の詳細な状況を流してきている。ローラと彼女が寝泊りをともにしているパレスチナ人の家族(イスラエル軍の戦車やアパッチヘリコプターによる激しい銃撃のもと、自らの家から避難せざるを得なくなった数え切れないほど多くの家族の一つであるアブ・アフマッドの家族を含め)は、大きな危険にさらされている。この犯罪を直ちにやめさせなければならない。
世界が見ていることをイスラエルに知らせるために、次の番号に電話をかけて抗議してください。
翻訳:清末愛砂
(付記)清末さんより
清末は、パレスチナと2時間の時差しかないイギリスに住んでいるので、この緊急アピールを受信したあとに、すぐにキャプテン・レヴィに抗議の電話をかけました。英語を話すことが出来る人でした。「イスラエル軍が ラファを激しく攻撃していると聞いている。国際法違反の戦争犯罪なので、すぐに攻撃をやめてください」と伝えてみました。キャプテンは、「大使館に電話しなさい」と繰返して言っていました。イスラエル軍の行動を見ている人がいるというプレッシャーをかけることは、大切ですよね。
以下は、2003年10月13日に出された UNRWAの調査報告の概略ですが、この後もイスラエル軍はラファに侵攻し、攻撃と破壊を続けています。
2003年10月13日
UNWRAの救済チームによると、難民の住む家屋 114軒が完全に取り壊されたか住めない状態に破壊を受けており、これに加え難民でない住民の家屋 6軒も破壊されています。さらに 117棟の建物が被害を受けたもののまだ住める状態ではある、ということです。今回の侵攻によって 1240人があらたに家を失いました。この数字は後で上方修正される可能性があります。
12日(日)にホームレスとなった人の数は 1500人位という見積もりがでましたが、これは単純に壊された家にパレスチナ家族の平均人数を掛け算出したものです。インティファーダがはじまってから今回の侵攻までにラファ住民で家を失った人はこれで計 7523人となりました。そしてガザ地区全体では 11987人が家を失いました。UNRWAは現在必要な人に対して食料、テントなどの緊急物資を配給しています。さらに UNRWAは条件に合う難民に対しては住居を賃貸するための緊急現金支援を行なっていますが、ここ三年に渡る家の取り壊しによって、ラファでは住居物件が非常に不足している状態です。
プレスリリース原文(英語)
概略作成:安藤直美(UNRWA)
黙っていると、この侵攻を認めたことになってしまいます。ここで行われていることはすべて第4ジュネーブ条約違反であり、国際人権法上許されることではありません。アムネスティ・インターナショナルは重大な戦争犯罪が行われていると抗議声明を出しました。
(清末愛砂)
一人でも多くの方に、抗議の手紙を送ってもらうことができればと思い、簡単なサンプルレターを作りました。Dearの横に、宛先を書いて、手紙の最後のSincerelyの下に名前を書いて、抗議先に送信していただければと思います。このメールを書いている現在もイスラエル軍は激しくラファを攻撃しているようです。
以下は、サンプルレターの日本語訳とサンプルレターです。
(下記の清末愛砂さんの書いたものをシャロン首相とモファズ国防大臣宛てに送るときのために Hagitani さんが編集したもの)
「イスラエル軍によって展開されている軍事作戦に関して」
親愛なるイスラエル国首相および国防大臣殿
10月9日から12日にかけて、あなたたちの指示のもとで、イスラエル軍が行ったラファのパレスチナ人に対する大掛かりな攻撃に抗議します。また、10月14日に開始されたイスラエル軍によるラファへの再侵攻にも強く抗議します。イスラエル軍によるパレスチナ人への攻撃は明らかに第4ジュネーブ条約などの国際法で禁じられている戦争犯罪の行為にあたります。パレスチナ人に対する攻撃を直ちにやめ、国際法を遵守した行動をなさるようお願いします。
Ongoing Military Operation in Rafah by the Israeli Army Dear Prime Minister and Defense Minister of the State of Israel I protest strongly against the massive attackon Palestinians in Rafah which was carried out by Israeli army from 9th October to 12th October 2003 under your direction. I also strongly protest against the reinvasion of Rafah by the Israeli army started on 14th October 2003. These attacks are apparent war crimes prohibited by international law, such as the Fourth Geneva Convention.I sincerely ask you to stop threatening Palestinians and respect international law. Sincerely (ご自分のお名前)
(清末愛砂)
「イスラエル軍によって展開されている軍事作戦に関して」
10月9日から12日にかけて、シャロン首相の指示のもとで、イスラエル軍がラファのパレスチナ人に対して大掛かりな攻撃を行ったことに抗議するために、この手紙を書いています。また、10月14日に開始されたイスラエル軍によるラファへの再侵攻にも強く抗議します。イスラエル軍によるパレスチナ人への攻撃は明らかに第4ジュネーブ条約などの国際法で禁じられている戦争犯罪の行為にあたります。パレスチナ人に対する攻撃を直ちにやめ、国際法を遵守した行動をすることをイスラエルに求めます。
Ongoing Military Operation in Rafah by the Israeli Army Dear (宛名) I am writing to express my condemnation of a massive attack against Palestinians in Rafah committed by the Israeli army under the direction of Prime Minister Sharon from 9th October to 12th October 2003. I also strongly protest against the reinvasion of Rafah by the Israeli army started on 14th October 2003. The Israeli army's attacks against Palestinians are apparent war crimes prohibited by international law, such as the Fourth Geneva Convention. I demand the State of Israel to stop threatening Palestinians and respect international law. The Israeli army must immediately withdraw from Rafah. Sincerely (ご自分のお名前)
(写真は全て Reports from Rafahより。なお今回の侵攻の写真がまだ入手できていないので、掲載した写真は常に攻撃にさらされているラファの様子です。)