Stop The Wall!
現在、パレスチナ西岸地区内で、パレスチナ人居住区を切り裂くようにして、イスラエルによって巨大な「壁」の建設が急ピッチで進められています。この壁は、高いところで8mを超え、上には高圧電流が通り、また壁沿いには監視用の軍用道路が作られ、ところどころに監視塔が立ちます。この「壁」建設によって、西岸のなかの農業に適した土地や水資源の多くがイスラエル側に併合されようとしています。
この「壁」が完成すれば、パレスチナ人は、西岸のわずか4割を占める、いくつかの分断された「収容所」に押し込められ、その生活状況は壊滅的なものとなります。これは、かつて南アフリカがとったアパルトヘイト(人種隔離)政策をさらに徹底したものだといえます。そうなれば、「独立パレスチナ国家」など、まったく無意味なものとなってしまいます。
こうした危機的状況のなか、パレスチナのNGOによって、「Stop The Wall! キャンペーン」が呼びかけられています。パレスチナ人の生活を分断、破壊し、平等な和平・共存への道を完全に閉ざしてしまう「アパルトヘイト・ウォール」の建設をくい止めるため、世界中の市民一人ひとりが、様々な場、様々なかたちで「Stop The Wall!」の声を上げていく ── そのことがやりやすくなるように、私たちはこのサイトを作りました。
2003年11月
アパルトヘイト・ウォールの建設中止を求める国連安保理の決議は米国が拒否権を行使したことで終わりました。しかし、2003年10月21日に開催された国連緊急総会の場では、「壁」の建設中止と撤去を求める決議が賛成144反対4[米国、イスラエル、ミクロネシア、マーシャル諸島]棄権12で圧倒的支持を得て可決されました。
それでも、イスラエル政府は「壁」の建設を続行すると発表しています。
|